オリエンタル原宿について

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第五回目日本、東京《表参道》より

(No. 5 Japan, Tokyo, Omotesando)

前回のブダペストからすっかりご無沙汰をしてしまいました。
ブダペストから無事にミラノに戻り、慌しく数日を過ごし日本に帰国しました。

丁度豚インフルエンザ騒ぎ直前の帰国でしたが、豚インフルエンザには感染していません!!

しかし今回は久しぶりに、ヨーロッパから寄り道をせずに日本に直接戻ったために、
到着して暫くは時差ボケに悩まされてました。
日本からヨーロッパに行く時より、ヨーロッパから日本に戻る時の方が時差ボケがキツイ!
連日夕方4時頃から睡魔に襲われ、明け方3時頃にはパッと目覚める。午後4時に寝ては
仕事にならないので、頑張って起きていようとしても、どうにもこうにもならないほど眠い!
まるでスペイン人のようにシエスタ(お昼寝)が必要??ちょっとお昼寝と思っても寝れば、
途中では起きられない。睡魔と闘い、頑張って仕事で青山通りを歩いている時も眠くて眠くて…。
いつもお世話になっているイタリアンのお店Qに飛び込み、エスプレッソをダブルで貰い、
どうにか持ち直して寝る時間を遅くしても、やはり午前3時には目覚めてしまう。
いつも目覚まし時計なしでは起きれない私が嘘のようです。
体内時計がすっかりヨーロッパモードになっていて、それが日本モードに戻るには
ある程度の時間が必要で、その必要時間がここ10年程前から長くなったのが悲しい………
昔は何しろ直行便がなかったので、ヨーロッパから日本への飛行時間が26時間以上!!!
飛行中に体内時計は徐徐に日本モードになりましたが、直行便が飛ぶようになってからは、
さっきまでヨーロッパの町角を歩いていたのに、10時間ちょっとで成田到着。
体内時計が緩和される暇はありません。日本人ビジネスマンが数時間のミーティングだけで
ドイツにやって来て、日帰りで日本に帰って行く姿を見て、世界は狭くなったものだと
しみじみ思いました。
長くヨーロッパに滞在した時には、体内時計だけではなく、私の場合はメンタリティーも
日本モードになるまでに時間が必要になります?!!

体内時計も仕事上のメンタリティーもすっかり日本モードに戻った今ブログを再開しますので、
また宜しくお願いします。
しかしプライベートでのメンタリティーのモードは、まだヨーロッパ???もう日本???
いえいえ、どこにいても自分らしいモードでいようと思っています。

追伸:
エイプリルフールに私に驚かされた方々へ……
驚かせてごめんなさ〜い!それが現実にならないように気を付けます。
でも現実になってしまった際には特にY子、よろしくお願いします!

4月にお誕生日を迎えられた方々へ……
今回は大人の男女のお二人。
Yさんへ(10日生まれ)・・あなたほど磨かれた靴を履いている人は、靴の国イタリア、
ファッションの都ミラノでもあまり見かけません。大人のお洒落は靴にまで拘る!!ですね。
Uさんへ(27日生まれ)・・お付き合いも長くなって来ましたが、いつも素のままの私を
受け入れて頂き嬉しく思っています。
その大人の包容力にこれからも甘えさせて下さ〜い!

お二人がこれからもご健康で、それぞれのフィールドでご活躍されることを心から祈っております。

今回の写真は……
《左》ミラノ、ドゥオモ。後方光り輝く頂点はマドニ―ナ(マドンナ)です。
《真ん中》4月のお誕生日のビートルズファンのお二人に。
左手ブルーの垂れ幕の辺りは旧グランドホテルドゥオモ(現在は名前が違う)で、
ビートルズがミラノ公演の際に泊まったホテルです。
ホテルには、彼らの名前の付いた部屋もあります。
《右》旧グランドホテルドゥオモのバルコニーにてのビートルズ。
後ろにマドニーナが見えます。

帰国すると……
日本の日没の早さには驚きます。今頃ミラノでは夜9時頃までは明るいです。
それと渋谷の交差点の横断は苦手です。人が多すぎます!!
今回日本に帰国して食べたかったのは、豚汁、白菜のお漬物、納豆、みょうが、日本そば、
五目固焼きそば、ジャージャー麺。
帰国後全て食べましたが、世田谷のお蕎麦やさんCのお蕎麦や一品料理が恋しい!
久しく行っていませんが、今回の日本滞在中には是非行きたいです。
ここはお忍びで一人で行って、無口にその美味しさを十分堪能したい…
私にとっての海外で恋しい日本の味です。

では今回はこの辺で・・・
東京、表参道にて
2009年5月某日

2009/05/14

第四回目はハンガリー、ブダペストより。 1/19 

(No.4 Hungary,Budapest)

“Jo napot kivanok!”(ハンガリー語で”こんにちは”の意味)
 
ブダペストを訪れるのは二度目である。しかしかなり昔の事で、ドイツに住んでいた頃車でトルコに行き、その帰りに寄った。まだユーゴスラビアと呼ばれる国が存在していた時代だ。


2009/04/20

↓ 2/19  イースターマンデーにミラノから出発

前回のルーマニア、ブカレストの旅からミラノに帰るとまた暖かくなっていて、花粉症再発!
パリで引いた風邪もミラノ、ブカレストに持ち歩き(?)ミラノに戻り完治した。
ミラノもイースターのため、大きな卵の形のチョコレートを抱えた人が目立つ。
私も一つ小さめの物を買った。イースターマンデー、初夏の日差しの中ブダペストに発つ。

ミラノには二つの空港がある。一つはブログでもお馴染みのマルペンサ空港。
もう一つはリナーテ空港で、市街地にある我が家からタクシーで10分もかからない。日本を往復する際には、なるべくこの空港発着便を選ぶ。東京の家のある表参道〜成田間の距離と比較すると、この近さは有り難い。
しかし今回のブダペストへの便はまたマルペンサ空港発。
読者の方は、もう行き方は習得されただろう。因みにカドルナ駅まではタクシーで行く。
(逆に空港からマルペンサエキスプレスでこの駅に着き、タクシーでホテルに行く方…タクシードライバーが、荷物一つに対し2ユーロほどを請求することがありますが、荷物に対しお金を払う義務はないので、要注意!)

機内からは、白い雲の間に雪を被ったアルプスの山々が見えた。


2009/04/20

↓ 3/19  ブダペスト到着

マルペンサ空港から1時間25分でブダペスト、フェリヘジ空港に着く。

タクシー乗り場の窓口で行き先を告げると、タクシー番号の記された紙を渡され、その番号の車に乗り、金額は行き先のゾーン毎に決まっていた。これには非常に感心した。
どこの国に行ってもタクシーでの問題は多い。乗る前にメーターで行くかをドライバーに確かめ、メーターがONになっているかを更に確かめる。それだけでは足りず、ONになったメーターが動いているかまで確かめる。
ONだからメーターが動いているとは限らないのである。町によっては、夜遅い繁華街ではメーターでは乗せないので、ドライバーとのナゴシエーションが必要になる。そういう心配がなくても、前途したミラノのように荷物にかこつけて、不要な金額を請求される。それらを思えば、慣れない国でこうしてスムーズにタクシーに乗れるのは有り難い。服が汚れるようなタクシーも他国には多いが、車内もきれいで、快適にホテルへの30分を過ごした。

ホテルはドナウ川に面しており、素晴らしい眺めである。
ドナウ川の向こう岸の丘の上には、堂々と王宮が建っている。


2009/04/20

↓ 4/19  夜は寒いレストランのテラス

夜になると水辺のせいか、かなり冷え込む。
ドナウ川沿いにはレストランやバーが並び、その寒い中みんな外の席に座っている。
用意されている毛布を体に巻きつけている人も多いし、中には頭から毛布をすっぽり被って食事をしている人もいる。異様な光景である。レストラン内は、それぞれのテーブルにキャンドルが灯されていて、その炎がオレンジ色に揺れていていかにも暖かそうだ。しかし誰も座ってはいない。
確かに王宮やくさり橋のライトアップは美しいが、そんなにまでして外で食事をしたいのか…ウェーターに聞いて疑問が解けた。座れるのは外の席だけだとのことだった。室内はクローズとのこと。川岸の数件のレストランも全て、外の席だけが座ることが可能だった。数多く旅をしていてもこんなことは初めてだ。
パリでの風邪が完治したばかりなのに、こんな寒空の下で毛布を被って食事などしたくない!
この日はホテルのレストランで夕食を取ることにした。
案内係りの女性の『お席は外にしますか?中にしますか?』との問いには、間髪を入れず『勿論、中の席!!!』と力強く答えた。


2009/04/20


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