オリエンタル原宿について

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第六回目日本、東京《表参道》より 1/5 

(No. 6 Japan, Tokyo, Omotesando)

遅ればせながらも、今年のイースターチョコレートの中身のご報告。
ブダペストからミラノに戻り、以前ブログでご紹介した、イースターの卵の形のチョコレートを開けてみた。
ハローキティの靴紐がおまけで出てきた。
また家の近くのカフェでは、卵型のチョコレートが割られて袋売りされていた。
イースターで売れ残ったからと言って、そうして売る発想には驚く。
3ユーロ50セントと値段がつけられていて、量からして特に安くはない。誰が買うのだろう。


2009/05/24

2/5 ルーマニア、ハンガリーのお人形さん日本上陸

今回の日本帰国で、ルーマニア、ハンガリーで買って来たお人形さんも手荷物として持って帰って来た。
(ブログのルーマニア、ハンガリー編をどうぞご参照下さい)
今では私のコレクションのお人形さん達と仲良く並んでいる。
(ルーマニアのカップル、ハンガリーの貴重なハンドメイドの二人……写真から見つけられますか?)

本来は私の母がお人形が大好きで、何をプレゼントするよりも、お人形を喜んだ。
母本人が自分で買った物もあるが、この90パーセントは私があちらこちらで見つけて、
母にプレゼントしたものである。どのお人形をプレゼントした時も母は大喜びしてくれた。
その時の母の笑顔は忘れられない。「どの子が一番好き?」と私が聞くと、母はいつも「どの子も
みんな可愛くて、答えられない。」と言っていた。その母から2代目の私が全員(?)受け継いだ。

その“一部”のコレクションをここでご紹介しよう。
あまりに量が多いので、小さい物は箱に収めた。
それぞれのお人形さんを買った時の思い出がある。これだけのお人形があっても。ほとんど一目見れば、
どこの国でどのような状況で買ったかを思い出せる。


2009/05/24

3/5 My collection of dolls (1)

写真のお人形ケースの前に立つこの3人の子(?)の素性をお話しよう。

左端:表参道にあるキディランドのおもちゃで私は育った。
私がヨチヨチ歩きの頃、キディランドのショーウインドーに飾られていたこの子に一目惚れ。
商品ではなくディスプレイ用のこの子をどうしても欲しがり、父がお店に交渉して譲って貰った。
その時私の背丈はこのお人形位だったそうだ。ロングヘヤ―は美容師さんごっこをして私がカット。
私が幼稚園時代に大好きだったワンピースを今着ている。

真中:何年も前の年末に、母がモーニングウォ―クでキディランドの前を通りがかった際、スタッフが
サンタクロースの格好をしていたこのバービー人形を捨てていた。「捨ててしまうなんて可哀相!
それなら欲しい」と言って母が身柄を保護した(?!)。
それから我が家で幸せに暮らしている!!
このドレスは私が矢張り幼稚園時代に来ていた物で、エプロンは母が当時作ってくれた物である。
髪方は仕事のスタッフが季節毎に変えてくれる。

右端:この子の素性も可哀相なものであった。
何年も前にゴミ捨て場に捨てられていて、生ゴミの中で真っ黒になっていたところを母が保護した。
汚れと臭いがひどく何度も何度も洗った。
今では我が家で大切にされ、季節毎に服を着替えさせてもらい、幸せに他の仲間と暮らしている。

服は私のお古や、友達の子供のお古、また100円均一で買った物だったりで、清潔かつお洒落にしている。
髪のピン止めは、全て私が幼稚園時代に使用したもので、今ではアンティク??と呼べるかも。

我が家には他にも母が保護した子達がいる。
このような人の形のあるものを生ゴミに捨ててしまう神経は私には理解出来ない。
それ以前に私は、お人形やぬいぐるみ遊びもろくに出来ない子供達を沢山知っている。
私はアフリカのタンザニアに学校を建て、水を供給するというボランティアをやっているが、
その傍ら、ドイツの国際平和村への訪問も時に行っている。
テレビでご覧になられた方もいらっしゃるだろうが、地雷を踏んで負傷したアフガニスタンの子供達や
アフリカの奇病を抱えた子供達が治療に来ている所である。
この事は何れ詳しくお話するが、一度はミラノからバンを借り、アルプス山脈を越え約1000キロ!
山ほどのぬいぐるみを平和村に届けた。
その中にはドイツのビール祭りで、日本のUFOキャッチャーのようなゲームで私が勝ち取った商品も
多くあった。私の特技?の一つで一回のゲームで沢山キャッチ出来る。
これだけゲット出来ると買うよりずっとお得である。その特技を、子供達の笑顔のために使わない手はない。


2009/05/24

4/5 My collection of dolls (2)

《写真左》この集団は私にとって特別なお人形である。
後左:ナミビアで購入。それもこのお人形と全く同じ姿の女性が自分で作って売っていた。
後右:タヒチで購入。彼女は犯人を知っている無言の目撃者である。タヒチの帰り、ロスに飛び、そこから
ニューヨークまで車で横断。当時治安の非常に悪いニューヨークで、一瞬車を離れた隙に車を壊されて
荷物が盗まれた。残っていたのはこのタヒチのお人形だけであった。
前左:インドで購入。飾りもシルバーで、本当にインドの女性みたいである。
前中央:旧東ドイツでプレゼントされた。今はもう存在しない東ドイツ。貴重な思い出である。
前右:旧ユーゴスラビアで購入。同じくもう存在しない国であり、これまた貴重な思い出である。

《写真中央》写真でお分かりになるだろうか?膝を怪我して涙をこぼしている。
こんなお人形は見たことがなく、即買った。しかし場所はオーストリアのアルプスの山の中の
お店。旅行はこれからという時であったので、それから先は陶器で出来た彼女に傷をつけないようにと、
とても気を遣った旅行であったことを覚えている。

《写真右》ドイツ、ニュールンベルクの私のお気に入りの、ドールショップで購入。
このウエディングドレスの美しさに惚れ込んだ。

この間火災保険を更新した。その際、家財の云々を聞かれたが、我が家の家財で何より守りたいのは
この子達であり、お金では代えられない。

東京、表参道にて
2009年5月某日


2009/05/24

5/5 追伸

追伸:
関西地方の方々へ……  
豚インフルエンザで騒がしいここ毎日ですが、特に感染者の多い関西地方の方々、どうかお体に
気を付けてお過ごし下さい。

お気に入りのDita (?) ランプ…《写真左》
お人形のコレクションのある部屋が我が家のゲストルームです。
初めていらっしゃる方は先ずお人形の数に驚き、次にこのランプに目をやります。
このランプはたまたま1年程前に青山で見つけました。
女性はともかく、男性のお人形に対する反応は面白いです。特に若い男性!
学生時代遊びに来た男友達の誰もがお人形さんのスカートをめくったり、覗いたり!!
このランプを見た大人の男性は「セクシーですね」「目のやり場に困ります!」とか言いますが、
先日仕事で来た若い男性の、無意識にスカートの中を覗いていた姿が面白かったです。
私はこのランプを見るとパリで見たDitaさんを思い出します。(是非ブログのフランス、パリ編を
ご参照下さい)

ハンガリーグヤ−シュスープにチャレンジ……
ブログのハンガリー編でご紹介したグヤ−シュスープを作ってみました。
パプリカは勿論ブダペストで購入したもので、赤ビーマンの粉末の辛味のない方を使用しました。
今回は公私混同した方々(!)をお呼びした食事会でのご披露となりました。
トマートペースのビーフシチュー作りは慣れているので、思ったより簡単にこのパプリカベースも出来ました。
なかなか好評で、お代りして頂きました。
写真はハンガリーのレストランのグヤ−シュと私のグヤ−シュです。《写真中央プロのグヤーシュ、
右私のグヤーシュ》
味の差は分かりませんが、レストランのプロに負けないのは、私の愛情!!
ゆっくり丁寧に煮て、お肉をトロトロにさせました。
時間にも心にも余裕のない現代社会。簡単に調理して急いで食べる・・お料理番組を見ていても、
如何に手っ取り早く調理が出来るかを競うようで何か切ない。
時には調理にもたっぷり時間をかけて、愛情もたっぷり込めて、そしてゆっくり味合う・・・
そんなスローフードを楽しみませんか?
こんな大変な時代だからこそ、必要な事だと思うのですが。



2009/05/24


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