
第八回目はスペイン、マドリッドより、 1/10
(No. 8 Spain, Madrid)
“Buenos tardes!”(スペイン語で“こんにちは”)
(ちょっとご無沙汰をしてしまいました。その間バタバタと移動しておりました。その様子は
以下の通りです)
成田を発ちバンコクで約30時間を費やし、ミラノへ。早朝マルペンサ空港に到着。
マルペンサエクスプレスでミラノ、カドルナ駅へ。
相変わらず時間が来ると、何の放送もベルもなく静かに電車は出発。
(前回乗った時に、電車は予定時間よりかなり前に静かに発車してしまいました。
運転手がそれに気付いたのかちょっと走って止まりました。何の放送もありません。
そして今度は長く停車し過ぎて予定より遅れて発車。これまた何の放送もなく。
イタリアに生活していると、これってイタリアらしい…と思ってしまいます。
誰もそれで文句を言う人はいません)
それに比べて日本滞在では、駅や車内の繰り返し繰り返しの放送、けたたましいベルの音…、
疲れている時には神経に障る。
カドルナ駅からタクシーで自宅に戻る。先ずは空き巣被害もなく一安心。
しかし久しぶりのミラノの我が家で寛ぐ暇はない。荷物を開き洗濯をし、荷造りのし直しである。
明日はマドリッドに出発だ。
夕方には先程と同じ行程でマルペンサ空港に行き、エアポートホテルに宿泊。
翌日早朝にマドリッドに旅立った。飛行時間一時間45分。久々のスペインである。
以前はドイツから車でピレネー山脈、アンドラを越えてスペインに来て、あちこちを旅して回った。
車での旅…出発日と帰る日だけを決めて、あとは風の吹くまま気の向くままのまるでフーテンの寅さんみたいな旅だった。
あれから長い年月を経て今でも心に残っているのは、ラマンチャの田園風景である。
映画好きな私は、この旅の前から「ラマンチャの男」でこの地名を知っており、興味を持っていた。
マドリッドの騒音と反し、まるで時が止まったような静かな風景の中、普段は絵なんて描かない私が、
風車のスケッチをした。
その他どこまでも続くオリーブ畑に赤い土…。今でもはっきり覚えている。
車だと移動は楽だし、ガイドブックにも載っていない小さな村にも簡単に行けるが、欠点もある。
ドイツでの友達が車でスペインに旅行し、どれだけ被害に遭っているか…。
窓を壊され、中の荷物は勿論、当時のカーラジカセを盗まれる。それならまだ良い方だ。
友人はキャンピングカーで行って、車ごと盗まれた。
被害に遭った友人達は、決してスペインの犯罪状況を甘く見ていたわけではない。
注意に注意を重ねた上での、ほんの一瞬の心の緩みを狙われた。(いつか私の各国での被害歴も併せて
お話します。)
平和に慣れた日本人にありがちな、コンビニにちょっと行く間に施錠もせず、親切に(?)鍵まで
ぶら下げたままで車を離れ盗まれた…なんて言うレベルではない!こんなレベルでの被害は、
海外では誰にも同情されない。
海外では車を犯罪から守る意識は、日本よりずっと高い。
屋内駐車場でちゃんと見張りがいて、誰もが勝手に出入りが出来ない…この条件が得れるホテルを探し、
見つからない夜は車内で寝た。一夜は雨が強くとても寒かったのを覚えている。
観光で車を離れる時には、なるべく人目があり犯罪の誘因が少なそうな場所を選んだ。
場所によっては、どの車にも誰か一人が残っていた。さもなければ大きな犬を残していた。
セビリアで車に戻ると、地面が細かいガラスで一杯だった。これは「やられた!」と思ったが、被害に
遭っていたのは、同じドイツナンバーの隣の車であった。窓を割られ車内を荒らされていた。
因みにドイツでレンタカーを借りる場合に、ベンツであればイタリアに行くことを許されない。逆に
イタリアのレンタカー会社のベンツでドイツに行くことは可能である。その意味はご想像にお任せする。
今回は車の心配もないが、仕事を兼ねたたった数日のマドリッドだけの滞在である。
写真:全部…王宮
“Buenos tardes!”(スペイン語で“こんにちは”)
(ちょっとご無沙汰をしてしまいました。その間バタバタと移動しておりました。その様子は
以下の通りです)
成田を発ちバンコクで約30時間を費やし、ミラノへ。早朝マルペンサ空港に到着。
マルペンサエクスプレスでミラノ、カドルナ駅へ。
相変わらず時間が来ると、何の放送もベルもなく静かに電車は出発。
(前回乗った時に、電車は予定時間よりかなり前に静かに発車してしまいました。
運転手がそれに気付いたのかちょっと走って止まりました。何の放送もありません。
そして今度は長く停車し過ぎて予定より遅れて発車。これまた何の放送もなく。
イタリアに生活していると、これってイタリアらしい…と思ってしまいます。
誰もそれで文句を言う人はいません)
それに比べて日本滞在では、駅や車内の繰り返し繰り返しの放送、けたたましいベルの音…、
疲れている時には神経に障る。
カドルナ駅からタクシーで自宅に戻る。先ずは空き巣被害もなく一安心。
しかし久しぶりのミラノの我が家で寛ぐ暇はない。荷物を開き洗濯をし、荷造りのし直しである。
明日はマドリッドに出発だ。
夕方には先程と同じ行程でマルペンサ空港に行き、エアポートホテルに宿泊。
翌日早朝にマドリッドに旅立った。飛行時間一時間45分。久々のスペインである。
以前はドイツから車でピレネー山脈、アンドラを越えてスペインに来て、あちこちを旅して回った。
車での旅…出発日と帰る日だけを決めて、あとは風の吹くまま気の向くままのまるでフーテンの寅さんみたいな旅だった。
あれから長い年月を経て今でも心に残っているのは、ラマンチャの田園風景である。
映画好きな私は、この旅の前から「ラマンチャの男」でこの地名を知っており、興味を持っていた。
マドリッドの騒音と反し、まるで時が止まったような静かな風景の中、普段は絵なんて描かない私が、
風車のスケッチをした。
その他どこまでも続くオリーブ畑に赤い土…。今でもはっきり覚えている。
車だと移動は楽だし、ガイドブックにも載っていない小さな村にも簡単に行けるが、欠点もある。
ドイツでの友達が車でスペインに旅行し、どれだけ被害に遭っているか…。
窓を壊され、中の荷物は勿論、当時のカーラジカセを盗まれる。それならまだ良い方だ。
友人はキャンピングカーで行って、車ごと盗まれた。
被害に遭った友人達は、決してスペインの犯罪状況を甘く見ていたわけではない。
注意に注意を重ねた上での、ほんの一瞬の心の緩みを狙われた。(いつか私の各国での被害歴も併せて
お話します。)
平和に慣れた日本人にありがちな、コンビニにちょっと行く間に施錠もせず、親切に(?)鍵まで
ぶら下げたままで車を離れ盗まれた…なんて言うレベルではない!こんなレベルでの被害は、
海外では誰にも同情されない。
海外では車を犯罪から守る意識は、日本よりずっと高い。
屋内駐車場でちゃんと見張りがいて、誰もが勝手に出入りが出来ない…この条件が得れるホテルを探し、
見つからない夜は車内で寝た。一夜は雨が強くとても寒かったのを覚えている。
観光で車を離れる時には、なるべく人目があり犯罪の誘因が少なそうな場所を選んだ。
場所によっては、どの車にも誰か一人が残っていた。さもなければ大きな犬を残していた。
セビリアで車に戻ると、地面が細かいガラスで一杯だった。これは「やられた!」と思ったが、被害に
遭っていたのは、同じドイツナンバーの隣の車であった。窓を割られ車内を荒らされていた。
因みにドイツでレンタカーを借りる場合に、ベンツであればイタリアに行くことを許されない。逆に
イタリアのレンタカー会社のベンツでドイツに行くことは可能である。その意味はご想像にお任せする。
今回は車の心配もないが、仕事を兼ねたたった数日のマドリッドだけの滞在である。
写真:全部…王宮



2009/07/07
2/10 私のスペイン語力?? お粗末でした!
マドリッドに到着して即がっくりした。スペイン語が口から出て来ないのだ。それも簡単な文章もだ。
話そうとするとイタリア語が混じる。いやいやこんなはずではない!
色々なレベルを含めれば私は数ヶ国語を話したり、理解したりする。その中でもスペイン語はきちんと学び、
旅行会話位は全く問題はなかったはず。しかし話そうとしても口から思うように出てこない。
語学とは残酷である。どんなに勉強しても、使わなければどんどん能力は落ちる。
英語はヒヤリングをしない日はない。その時間に差はあるが、何処にいても、如何なる状況でも……
体調を崩していても、二日酔いでも、耳は映画のDVDの英語を追っている。
ドイツやイタリアは行き来しているし、聞いたり話したりするチャンスもあるが、スペイン語に関しては、
ここのところ手が回っていなかった。
旅行前には勿論おさらいはしたが、足りなかったのはヒヤリングである。
私の場合はヒヤリングの訓練で、聞き取る力と同時に会話力に繋がるので、ヒヤリングが何より大切である。
相手の言うことは解るが、口から出る私のスペイン語はポツリポツリ……。
5日後帰る頃になったら少しスムースに口から出るようになった。
しかしこんなんじゃ納得が行かない!旅行会話くらいは流暢に話すレベルを取り戻したい!
次回のスペイン旅行でリベンジしたい!いや絶対する!!大反省!!!
写真:左…オリエンテ広場
真ん中…アルムデーナ大聖堂
右…スペインブランドTOUSの広告
話そうとするとイタリア語が混じる。いやいやこんなはずではない!
色々なレベルを含めれば私は数ヶ国語を話したり、理解したりする。その中でもスペイン語はきちんと学び、
旅行会話位は全く問題はなかったはず。しかし話そうとしても口から思うように出てこない。
語学とは残酷である。どんなに勉強しても、使わなければどんどん能力は落ちる。
英語はヒヤリングをしない日はない。その時間に差はあるが、何処にいても、如何なる状況でも……
体調を崩していても、二日酔いでも、耳は映画のDVDの英語を追っている。
ドイツやイタリアは行き来しているし、聞いたり話したりするチャンスもあるが、スペイン語に関しては、
ここのところ手が回っていなかった。
旅行前には勿論おさらいはしたが、足りなかったのはヒヤリングである。
私の場合はヒヤリングの訓練で、聞き取る力と同時に会話力に繋がるので、ヒヤリングが何より大切である。
相手の言うことは解るが、口から出る私のスペイン語はポツリポツリ……。
5日後帰る頃になったら少しスムースに口から出るようになった。
しかしこんなんじゃ納得が行かない!旅行会話くらいは流暢に話すレベルを取り戻したい!
次回のスペイン旅行でリベンジしたい!いや絶対する!!大反省!!!
写真:左…オリエンテ広場
真ん中…アルムデーナ大聖堂
右…スペインブランドTOUSの広告



2009/07/07
3/10 町中が工事中のマドリッド
久々のマドリッドで先ず驚いたのは、何処もかしこも工事中である。
ルーマニア、ブカレスト市内の工事の写真はブログでもご紹介したが、あの何倍もの工事の数である。
これだけ道路を掘り返している風景は見たことがない。
高級ブティックの前も写真の通りで、足元が悪く埃だらけ。とてもヒールの高いお洒落な靴では歩けない。
フェンスで囲まれていて、お目当てのお店も見過ごしてしまう。
その理由を現地の人に尋ねたが、はっきりした答えは得れなかった。
次のオリピック開催地に選ばれるため?それにしてもこの工事の現状は、近い日に終了するとは思えない。
この工事のために歩道も狭く人の波、道路も渋滞。風が吹けば舞い上がる埃に加えての暑さ……。
「お客様は神様」「ホスピタリティ」なんていう言葉を聞いたこともないし、知りもしないのではと
思える心無い接客態度も加わり(ビールを注文してで出来たタパス…スペインでのおつまみの写真ご覧下さい)
決して心地良い滞在ではなかった。
また今までブログでご紹介した町の中で、一番英語が通じなかった。
写真:左と真ん中…大工事中
右…このゆで卵のタパス、食べかけたわけではありません。こうして出されました。
ルーマニア、ブカレスト市内の工事の写真はブログでもご紹介したが、あの何倍もの工事の数である。
これだけ道路を掘り返している風景は見たことがない。
高級ブティックの前も写真の通りで、足元が悪く埃だらけ。とてもヒールの高いお洒落な靴では歩けない。
フェンスで囲まれていて、お目当てのお店も見過ごしてしまう。
その理由を現地の人に尋ねたが、はっきりした答えは得れなかった。
次のオリピック開催地に選ばれるため?それにしてもこの工事の現状は、近い日に終了するとは思えない。
この工事のために歩道も狭く人の波、道路も渋滞。風が吹けば舞い上がる埃に加えての暑さ……。
「お客様は神様」「ホスピタリティ」なんていう言葉を聞いたこともないし、知りもしないのではと
思える心無い接客態度も加わり(ビールを注文してで出来たタパス…スペインでのおつまみの写真ご覧下さい)
決して心地良い滞在ではなかった。
また今までブログでご紹介した町の中で、一番英語が通じなかった。
写真:左と真ん中…大工事中
右…このゆで卵のタパス、食べかけたわけではありません。こうして出されました。



2009/07/07
4/10 Hot, Hot, Hot ...!
日本は午後2時3時が一番暑いが、こちらの暑さは(ミラノもそうだが)5時6時が一番暑く感じる。
日本で夜8時頃、暑さも和らぎビールでも…と言うときに、こちらはまだカンカンと陽が照っている。
その頃の気温が写真の通りだ。
ミラノよりまた少し日没が遅く、10時半頃に暗くなる。
この気温で、日が長い。ご報告するまでもなく、マドリッド焼けをし、また美白とは無縁である。
前回のブカレストや、ブダペストの日焼けの美黒(!)も日本滞在中に色は落ちたが、また逆戻り。
すっかり国籍不明なルックスになっている。
不思議なことに、ここではイタリア語で話掛けられることが多かった。
これだけ暑いと午後の「シエスタ(お昼寝)」は必要不可欠である。
小さなお店も午後に数時間閉店する。
写真:左と真ん中…20時13分、昼間の40度近い気温が下がり涼しくなって??この時間でこの気温!
右…グッチの前も工事中
日本で夜8時頃、暑さも和らぎビールでも…と言うときに、こちらはまだカンカンと陽が照っている。
その頃の気温が写真の通りだ。
ミラノよりまた少し日没が遅く、10時半頃に暗くなる。
この気温で、日が長い。ご報告するまでもなく、マドリッド焼けをし、また美白とは無縁である。
前回のブカレストや、ブダペストの日焼けの美黒(!)も日本滞在中に色は落ちたが、また逆戻り。
すっかり国籍不明なルックスになっている。
不思議なことに、ここではイタリア語で話掛けられることが多かった。
これだけ暑いと午後の「シエスタ(お昼寝)」は必要不可欠である。
小さなお店も午後に数時間閉店する。
写真:左と真ん中…20時13分、昼間の40度近い気温が下がり涼しくなって??この時間でこの気温!
右…グッチの前も工事中



2009/07/07