オリエンタル原宿について

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8/10 Fadoを再び

かなり前にポルトガルを車で旅して回った時、忘れられない思い出は、海岸沿いの村での
いわしの炭火焼きとポルトガルの民族歌謡ファド(Fado)である。

今回のリスボンでの滞在中に一度は聞きたくて、楽しみにしていた。

選んだのは、Clube de Fado。
オーナーは、日本で何度も公演をしたことのある有名なギタリストのマリオ・パシューコさん。
音楽に集中したいので、食事は済ませて夜10時過ぎにクラブを訪れた。
それぞれの国の民族音楽に大変興味がある私だが、ポルトガル語で「サウダーテ」と言う郷愁、
悲しみや懐かしさが入り混じったような感情を表現するこのファドに惹かれる。

このライブに行く前に「ファドとポルトガルギター博物館」に行き、ギターの知識も下準備した。
素人が見ると、マンドリンみたいな形をしていて、12弦である。

演奏が始まる。歌も良いが、マリオさんの演奏には正直言って歌は要らないと思うほどだった。
彼の演奏は、ギターは決して伴奏ではなく、ギターが歌っている。サウダーテを語っている。
涙さえ流れてしまうほど、素晴らしい演奏であった。
英語でお話をさせて頂き、彼のCDとDVDのセットを買うと、本人がメッセージとサインを書いてくれた。
ポルトガル語だったので、意味を尋ねると「友情を込めて」と言うので、「愛情は無し?」と聞くと、
素敵な笑顔を見せて「Con Amor(愛を込めて)」と書いてくれた。
こういう時に語学は楽しいと思う。
それにラテン人は言葉遊びが大好きである。そんな点、私もそろそろラテン人(?)である。

写真全てClube de Fadoにて


2009/08/17

9/10 こんなの見つけました!

ポリスのエコカー(写真左)。

写真の彼女ごめんなさい!!あまりにも迫力があったので、シャッターを押してしまった。
同性のひがみ(?)だと思ってお許しを!(写真真ん中)

サン・ジェルジュ城にて学校からの遠足(?)に出会う。
先生が素敵で、こんな先生なら私も勉強したい。(写真右)


2009/08/17

10/10 追伸

今回は仕事を兼ねた旅と言え、ポルトガルは遠い昔の私の第一印象を裏切りませんでした。   
矢張り私にとっては、ヨーロッパで一番魅力のある国です。
今回は英語に加え、スペイン語とイタリア語を酷使してどうにか凌ぎましたが、現地の人と現地の言葉で
話したい!そんな気持ちになりました。
語学の勉強は生きている限り続けたいし、世界のどこかにいる、今まだ出会わない人達との出会いが
楽しみです。
健康であれば世界は狭い。でも体を壊せば、目の前のトイレさえ遠い。
健康で今日を生きられることに心から感謝したいです。


写真:左…ベルンの塔より
   真ん中…サン・ジョルジェ城に行く途中より
   右…同上。



今回はこの辺で。

ポルトガル、リスボンより「Adeus!」

2009年7月某日


2009/08/17

第九回目はイタリア、ミラノより 、1 / 8

(No. 9, Milan, Italy)


“Ciao!”

マドリッドから戻り、旅の合間の束の間のミラノの自宅である。

毎月最後の日曜日には、ミラノの下町情緒漂うナヴィリオ地区でアンティーク市が開催される。
イタリア屈指の大アンティーク市と言われている。
ミラノに運河があるって皆さんご存知だろうか?
月に一回、そのナヴィリオ運河沿いに、暑い夏の日も、寒い冬の日にも色々なジャンルの骨董品の露店が
沢山並ぶ。
ミラノはお洒落な都会と言った印象が強いが、私はどの季節でもこの下町情緒のあるナヴィリオが好きだ。
運河沿いに暫く行けば、田園風景が広がり、ミラノの町を忘れてしまう。


2009/07/18

2 / 8 ミラノ、アンティーク市

ヨーロッパに長く住みながら、アンティークについては興味のなかった私だが、ミラノに住み始めて、
こんな市を経験できるチャンスに、少しアンティークに触れてみようと思った。
しかし余程高価な物でなければ、ガラクタとアンティークの差も解らなかった。
ミラネーゼの友人にそれを言うと『とにかく数多く見てみること』とアドバイスをもらい、数年が
経った今、その差が多少見えて来た。


2009/07/18


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